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ラテラルシンキング(水平思考)でビジネスアイデアを生み出す

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アイデア

日本を支えてきた「ものづくり」とは、製造業やそれに関わる職人の技術や英知があってこそ。日本人は、与えられた枠の中で技術を高め、問題を解決する垂直思考(バーティカルシンキング)や論理的思考(ロジカルシンキング)にたけています。しかし、固定観念を吹き飛ばし、斬新なアイデアを生み出す、水平思考(ラテラルシンキング)は苦手な分野でもあります。

 

水平思考(ラテラルシンキング)とは

水平思考とは、固定観念や既存の理論、概念にとらわれずに問題解決のアイデアを生み出す方法のことです。

※1967年にエドワード・デボノ(医師・発明家・コンサルタント・心理学者)が提唱したとされています。

エドワード・デボノ(デ・ボノ)によると、理論や問題を深めるには、垂直思考や論理的思考が有効であるが、斬新な発想は生まれにくい。水平思考であれば、さまざまな視点から判断でき、既成概念にとらわれない直感的な発想を生み出すことができるとしています。

 

水平思考推理問題(シチュエーションパズル)

頭の中をまずは柔らかくしましょう。

大人が「そんなの当たり前だ」と思っていることにも、不思議に思い「何で?」と疑問を持っていた幼少時代を思い出してください。水平思考のパズルを解くカギになります。

 

A.2018年3月28日に同じ病院で同じ母親から2人の赤ちゃんが生まれました。しかし、2人は双子ではありません。なぜでしょうか?

 

B.タクシー運転手が道を逆走しています。それを見かけた警察官は、タクシー運転手を捕まえません。なぜでしょうか?

 

C.若くして亡くなった男の葬儀中に、ニコニコと笑う女がいます。ときおり、声を出して笑っています。でも、怒る遺族や参列者はいません。女は何者なのでしょうか?

 

※答えは、最後に記載しています。

 

シチュエーションクイズは、

「ポール・スローンのウミガメのスープ」シリーズがおすすめです。

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水平思考5つのコツ

固定観念を吹き飛ばす思考にいたるには、5つのコツがあります。

アイデアを出すことは簡単なようで、難しいものです。そんなときは、5つのコツをできるだけトライしてみてください。繰り返すことで、ラテラルシンキングの精度が高まります。

 

■前提を疑う

ルールや社会の仕組みの中で生活していますが、頭の中ではそれを否定する考えも持っていてもいいのです。非常識ともいえる発想がビジネスチャンスになる可能性があります。先入観は無意識です。問題の中に先入観や思い込みがあれば、斬新なアイデアは生まれにくいと言えます。

 

ものの見方を変える

将棋を例に挙げると、相手が一番嫌がる手を指す、一番やりたい楽しみな手を指させない。ビジネスに置き換えると、お客様の立場で一番喜ぶサービス、一番勝手のいい仕様。自社の都合も大切ですが、利用する人の立場で見れば、多くのことに気付かせてくれます。第三者だけでなく、空から海から、はたまた動物でもいいのです。違う目線は多い方が有利です。

 

■ルールを変えてしまう

スポーツの世界では、日本人が金メダルをとるとルール改正が行われることがありました。フィギュアスケートやスキーのジャンプなど。では、日本人が勝てるようにルール改正をしたでしょうか。恥の文化がありますが、既成概念をなくす意味では参考になります。

 

■失敗とアイデアの数

社会とは事ある後に揉めるわけにはいかないので、何かあれば上司の判断に従うという慣例があります。ですが、アイデアを出していく底辺を広く、一瞬つまらないと思うアイデアでも吸い上げていくことで、発想の質が高まります。成功するということは、それだけ失敗を繰り返し、精度を上げた結果なのです。

 

■組み合わせる

水平思考の代表作と言えば、iPhone※でしょう。iPhoneはおおまかに言えば、「電話」と「インターネット」の組み合わせです。既存の技術の融合で世界的ヒット商品が生まれます。自社製品の技術やノウハウはすでに持っています。枯れた技術と思っていても、既存品の組み合わせは無限大の可能性があります。

 

※水平思考のヒット商品は、iPhoneだけではありません。

・学術論文の被引用数(引用が多いほど、影響力が大きい)の応用で、検索アルゴリズムを開発したGoogle。

・強力な接着剤開発中に失敗で生まれた非常に弱い接着剤が付箋(ポスト・イット®※3Mの登録商標)として使われています。

などなど水平思考から多数の商品が生まれています。

 

最後に

では、答え合わせです。A=三つ子で生まれたから、B=車ではなく自分の足で走っていたから、C=赤ちゃん。

2人と聞けば、2人だけと思います。ドライバーと言われれば、運転中と思ってしまいます。葬儀中に不謹慎だ、一体誰だと思えば、それは固定観念です。

 

水平思考は天才の発想だとも言われていますが、コツを繰り返すことやシチュエーションクイズなどを解くことで鍛えることができます。水平思考(ラテラルシンキング)を身に付けて、あなたも天才の仲間入りをしてみませんか。

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